色褪せることのないジブリ映画の魅力
お題「#おうち時間」
お家で過ごす時間が長くなり、模様替えや衣替え、断捨離など思いつくことは一通りやり・・・
ふと落ち着いたら久しぶりにジブリ映画が見たくなりました。
私は幼少期からジブリ映画が大好きです。
母親と初めて映画館に観に行った映画は「魔女の宅急便」。
大好きすぎて、キキの真似をして赤いラジオを買ってもらったほどです。
魔女になりたい!、とあの頃本気で思っていたなぁ…(笑)
改めてジブリ映画の魅力について考えてみました。
ジブリ映画の魅力とは?
キャラクターが魅力的
基本的に女性が主人公のお話が多い印象です。ポニョのように幼児から、ハウルの動く城に出てくるソフィのようにおばあちゃん(本当は若い女性で魔法にかけられているだけですが)まで年齢層が幅広いですよね。
その世代らしさを出しつつ、大胆さ、カッコよさ、強さが描かれていて、いずれもとても魅力的です。
女性ファンが多いのか、というとそうでもなく、ジブリは老若男女関係なく人気がありますよね。
また、主人公だけでなく、脇を固めるキャラクター達も負けず劣らず魅力的。
ジブリ映画に出てくるキャラクター達は基本的に全てお気に入りで、ついついグッズ等集めてしまいます(笑)
ネコ男爵バロン
ロボット兵&テト
右下のダンクシュートを決めるロボット兵が一番お気に入りです。
見えますかね?
アップにすると…
なんともツボです(笑)
そしてほんのちょっとしか登場しないのに心に残る登場人物達。
私が個人的に大好きなのはキキのお父さんです。
名前はオキノさん。
登場時間は決して長くないのですが、キキが魔女の修行に出ると決めた前日にキキに投げかけるセリフがとにかく素敵で。
「どれ、わたしの小さな魔女をみせておくれ」
「いつの間にこんなに大きくなっちゃったんだろう」
「うまくいかなかったら帰ってきていいんだよ」
なんとも優しい声でそういってキキと抱き合うシーンは何度見てもホロリときてしまいます。
小学生時代からこのシーンは大好きでした。
おそらく私の中で、オキノさんは理想の父親像だったのだと思います。
私の父はザ・団塊の世代の人間なので「人生は競争だ!」みたいな(笑)。
「頑張ったら必ず成果は出る。成果が出ないってことは頑張ってないんだ!」と何度言われたことか…
前述した「うまくいかなかったら帰ってきていいんだよ」なんて優しい言葉、ひっくり返っても父からは出てこないだろうなぁ、と思います。
子供のことを温かく見守るといった姿勢。
どんな時も味方だよ、という溢れんばかりの愛情。
となりのトトロに出てくる、さつきとメイのお父さんとも雰囲気が似ていますよね。
子供だからと簡単にあしらったりせず、きちんと尊重して話を聞く姿勢。
子供心に、こういう人がお父さんだったらなぁ…と憧れを持って見ていました。
自分自身が社会人になってからは、自分の父親の仕事に対する姿勢やスキルをすごいな、と素直に尊敬できるようになりましたが...
子供の頃はやはり自分に歩み寄ってくれる、目線を合わせて話してくれる父親にあこがれたものです。
と、話が逸れてしまいました💦
私の思うジブリ映画の魅力、二つ目は…
メッセージ性のあるストーリー
ファンタジーでありながら、社会問題を背景にしたストーリー展開はまさに宮崎駿の真骨頂。
中でも環境問題について提起している作品が多いかと思います。
パッと思いつくのは下記3作品。
「風の谷のナウシカ」と「もののけ姫」はシリアスに分かりやすくという感じですが、
「となりのトトロ」は楽しくもさりげなく、環境について問題提起している作品だと思います。
川の水で採れたて野菜を洗って食べるシーン。
子ども心に「え、こんなにきれいな川があるの?どこに??」と思った記憶があります。
手押しポンプで井戸を汲み上げるシーン…、巨大なクスノキと青々とした森…etc
両親は懐かしいな~、と見ていたけれど、私にとっては新鮮で憧れの環境でした。
自然が豊かなところにはトトロが住んでいるんだ、と本気で信じていたし、そういう場所に住みたい!と熱望していました。
子供ながらに、便利になった分だけ自然が奪われていくのだ、と残念に感じていたことも覚えています。
年齢・経験値でみえ方が変わる
一言にジブリ映画といってもそれぞれテイストが違うので、大人になって初めて面白さが分かった映画もいくつかあります。
代表的なものは「おもひでぽろぽろ」。
正直初めて観た小学生時代は全然面白いと思いませんでした。
主人公の女性の気持ちが全然わからなくて、共感できなくて、見終わった後に酷評していた記憶があります(笑)
でも就職して数年経ったころ、友人が「久々に見たら面白かった」と言っていて。
本当に?と半ば疑いながら観てみたら、なんとまぁ深い…!!
大人向けの映画だったんだなぁ、と自分が大人になったことを実感した瞬間でもあります。
仕事、結婚、自分の居場所。
アラサー女子の複雑な胸の内をよく現していて、良くも悪くも過去の経験が今の自分を形作っていること、新しい道に進むために昔の自分と決別する瞬間などを実にテンポよく描いている作品だと思います。
しかし、、好き過ぎて全然書ききれない&まとまらない…(涙)
ジブリについては前々から書きたいと思い、長らく下書きに追記、追記で今日まで来ましたが一つの記事ではおさまるはずがなかったです💦
大好きなナウシカやラピュタ、ジブリ美術館についてはまた別記事で書かせていただきます!
最後までお読みいただきありがとうございました😊