人は見た目が9割 その②
『おしゃれな人』はおしゃれになろうとする人 。
人気スタイリスト大草直子さんの著書のタイトルにもあるこの言葉。
この言葉を聞いた時、「確かに~!」と唸った記憶があります。
こうありたいと願って、それに向けて行動を起こしているうちに、いつしか願っていた自分の姿に近付いていく…。
まずは「こうありたい」と理想の自分をイメージすることから始まるのだと思います。
今回は、前回のブログで書かせて頂いた「見た目を整えることの重要性」に気付かされたエピソード第二弾について。
第一弾は下記より↓
約20年近く前の若手社員時代のことです。
大学卒業後に勤めた飲料メーカーの会社では営業職スタートで、朝から晩まで軽自動車に乗り、スーパーマーケットや百貨店等の得意先訪問をしていました。
今では少なくなったかもしれませんが、20年近く前は得意先への労務提供が当り前の時代だったので、店舗閉店後の遅い時間から棚卸作業を手伝ったり、商品陳列を手伝ったり、、と毎日心身ともに疲れ切っていました。
営業職なので、もちろん本部バイヤーとの商談もありましたが、店舗での作業手伝いも頻繁に発生するため、どんどんスーツらしいスーツを着なくなり、Tシャツに会社ロゴの入ったジャンパーを羽織るのが日常に。
靴もヒール有りの素敵なものなんてめっきり履かなくなり、髪型も冴えない、目が疲れた日は眼鏡…と20代前半にも関わらず日に日にモッサリしていっていました(笑)。
そんな時、得意先でよく顔を合わせていた30代前半くらいの他メーカー男性社員の方に言われたのです。
「もっとおしゃれに気を使った方がいいよ」と。
最初はダサい、とはっきり言われただけな気がして正直反発心の方が強かったのですが…。
よくよく話を聞いてみると、
「営業職は会社の顔と言われているのだから、自分自身が魅力的じゃないと、まず話を聞こうという気に相手がならない。商品説明などのトーク力を磨くより先に、自分をよく見せる方法について研究した方がよっぽど営業成績につながるし、プライベートも充実してくる。」といった内容でした。
その言葉に、当時の私は、頭を後ろからガツンと殴られたような気がしたのをよく覚えています。
入社時に受けた身だしなみに関する研修や、いくつか読んだ営業職に関する本等から、頭では分かっていたつもりでした。
でも分かっていたつもりだっただけで、実際は何一つ実践できていなかったし、本当の意味では理解できていなかったのだと思います。
「自分のケアも自分でできない、魅力的でない人間に誰も興味を持ってくれない。」
そう強く感じました。
そこから自分の身の周りにいる素敵だと感じる女性の服装や立ち居振る舞い、ファッション雑誌を読み漁るなど自分なりに研究し、とりあえずいろいろ試してみました。
その中で、これは自分には似合わないなと感じたものをやめ、似合うと感じたものを残して…、と取捨選択しているうちに服装や髪型など外見をほめてもらえる機会が少しずつ増えていきました。
自分に自信がついたからか、人と会ったり話したりすることが楽しく感じられるようになり、営業職としての仕事はもちろんのこと、プライベートでも友人からの誘いが増えたり、彼氏ができるなど(笑)、好循環が生まれていきました。
「外見を整えることで人生は好転する」
私の中で、身をもって知った貴重な体験です。
そう…。私は結局、なりたい自分になるために外見を整えてきたのだと思います。
なりたい自分は、その日の気分や場所によっても変わります。
「今日は家でのんびり過ごす日だからナチュラルでいたい。」
「オフィスで仕事をする日だから、品良くスマートな装いにしたい。」
「女友達とカフェでおしゃべりする時は、リラックスしつつデザイン性のある小物で遊び心も演出したい」…etc
自分らしさを表現しながら、TPOや相手へのリスペクトも忘れない装い。
季節や流行、年齢、その時の気分…
これからも、バランスをとりながら、なりたい自分に近付くためにファッションやメイクを楽しんで行きたいと考えています。
とはいえ…コロナ禍のこの約2年間、ほぼアンテナをはっていなかったため、既にファッション迷子になりつつあり。。
まずは思い込んでいるパーソナルカラーや骨格診断、顔タイプ診断等、一度プロにみてもらおうかと画策中です。
今年の自分的テーマである「自分を知る」ためにも、良い機会だと捉えています^^